人にやる気を起こさせるには。
原作者:カズヒサ氏に連絡がとれればぜひともお会いしたい。まだ作者を特定できません。こちらの検索テクニックではこれ以上情報を得ることはでいませんん。



うちの子は出来が悪くて困る」と愚痴をこぼす親ほど、子供のやる気を失せさせて
いるものです。

世間の親がよくしてしまうことは、言って聞かせようとすることです。

「勉強をしなさい」、「早くやりなさい」、「しっかりやりなさい」

どれも飽きるほど聞かせられてきた言葉ですよね。
しかし、その言葉は効果があったでしょうか。
うっとうしく耳障りには感じたが、やる気を起こさせるものではなかったはずです。


人にやる気を起こさせるには、コツがあります。
同じメリット・デメリットを与えても「ルール」の提示の仕方によって「やる気」は
変わってきます。


一つに、具体的指針を与えているかどうかです。曖昧な言い方では効果はありません。
人に行動を起こさせたいなら具体的に何をどうするかを告げることが重要です。


子供に「勉強をしなさい」とだけ言う親は子供のやる気を失わせます。生徒に「予習、
復習をしっかりやっておくように!」とだけ言う教師は最低です。また、「がんばれ!
しっかりやれ!数字をあげてこい!」とだけ言う上司は失格です。

人は具体的に何をどうすればいいのかを告げてやることが重要です。より具体的に告
げることで行動を起こしやすくするのです。


親は、勉強をしなさいと言うだけでなく、何時から何時まで何をどのぐらい勉強する
のか、そして、その方法までも教えてやるようにしなければなりません。そしてそれ
ができればご褒美があることも告げることが大切です。

教師は、予習、復習をしておくようにというのではなく、何ページから何ページまで
の例題を自分で解いて、解説を読んでおくこと。今日やったところを、自分で解いて、
ノートと照らし合わせて答あわせしてみること。それができれば明日の小テストは満
点だ!と告げる。

しっかりと何をどうすればいいのか、具体的方法まで教えてやることで行動を起こし
やすくする。叱咤激励だけでは人は動きません。


特に何をどうすればいいのかがはっきり分からない時、人は行動を起こしにくいもの
です。

小学生の子供に「綺麗に床掃除をするように!」と言っても、なかなかうまくできま
せん。
しかし、少し言い方を変えて「床のマス目をゴシゴシ音が出るように5回ずつ拭きな
さい」と言うとうまくできるようになります。
頭の中で想像しやすいように五感をくすぶる言い方をすることで、人に行動を起こし
やすくします。

その人に合った指針が必要ということです。


また、メリット、デメリットを提示する場合でも、曖昧な表現は効果が低いものです。

例えば、報酬において、どのぐらいやれば、どのぐらいの見返りがえられるかを数字
できっちりと出していた方が、効果は高くなります。どのぐらい頑張れば、どのぐら
いの結果が得られるかがはっきりと分かっているのと分かっていないのとでは、やる
気が起きにくいのは理解できるのではないでしょうか。

先の親がご褒美と言うのを「お小遣い500円」と言えば、500円硬貨が頭に浮か
び、やる気も違ってきます。
上司から、漠然と、「契約が取れればボーナスが出る」といわれてもピント来ないが、
「契約1件につき5万円の手当てが出る」といわれれば、諭吉の顔が浮かんできて、
やる気が出そうなものです。
塾の先生も「ここを押さえておけば合格は間違いない!」「ここは絶対に試験に出
る!」なんていっとけば、みんな赤線を引くことでしょう。


そして、前回と同様、ハナからできない設定をしてもやる気はおきません。
簡単ですぐにできることから始めることです。「これならできそうだ!」と思わせる
ことが大切です。


ある学校の6年生のクラスで、クラスの全員が宿題を忘れずにみんなやってくれば昼
休みの時間を10分延長してあげると約束をしました。それも、さらに実行しやすい
ように、みんな帰ってからすぐに宿題を始めるといった約束をしました。クラスの全
員がいっせいにそうすることで、遊び相手がいない分、勉強に取り組みやすくしたの
です。もちろん、最初は、宿題は少量で簡単なものから始めました。
結果は、初日から成果が出ました。宿題の出来、不出来は別として、いちようみんな
宿題を提出できたのです。
その後、昼休みの延長といったメリットをなくしたのですが、その取り決めは続け、
しばらくの間、宿題をしてこない生徒はいなくなったのです。


行動を統制する上で一番重要なのが、賞賛です。なんでもそうですが、出来て当たり
前、出来て当然といった考えは人のやる気をそぎます。
そのような考えは、行動が既に身に付いた人の傲慢さに過ぎません。
優秀な先生や上司は、それこそ褒め上手です。望ましい行動の後には賞賛を、望まし
くない行動の後には罰を、それもその行動の直後に。
これを徹底すれば、人は必ず伸びていきます。


あと、意外と効果があるのが、他愛もない損得勘定を織り交ぜて告げてあげることで
す。子供にはもってこいです。

やりなさい、しなさい、と命令口調で言われても、子供はやる気が起きません。
そこに損得勘定をつけてやると、違ってきます。
「○○をすれば、いいことあるよ」、「○○すれば今日悪いことは起きないよ」
「これができれば、今日一日楽しく過ごせるよ」、「これができれば、悪いことは逃
げていくよ」、そんな暗示?を伝えると、行動を起こしやすくなります。

大人の皆様もぜひお試しください。自分に言い聞かせるだけでもかまいません。勝手
な暗示でいいのです。


このメルマガをもう一度読み返してみてください。
そうすると、明日、悪いことが一つ、必ず逃げていきます!

まとめ

やる気を起こさせるには、曖昧な言い方では効果はありません。
人に行動を起こさせたいなら具体的に何をどうするかを告げることが重要です。

また、メリット、デメリットを提示する場合でも、曖昧な表現でなく具体的にどのよ
うな見返りがあるのかを告げることです。

ハナからできない設定をしてもやる気はおきません。「これならできそうだ!」と思
からの引用です。