不快な感情の処理の仕方
意識が幻想でるとすれば魂もまた幻想である。魂の選択とは種族維持本能に基ずく自己保存の選択である。より安全いんにより快適にを基準に選択は起こる。基本的に変化は未知のリスクを伴うため選択されにくい。環境の激変が変化をもたらすとき新たな選択はなされる。新たな選択を我がものとするためにできることは小さな選択を積み上げることしかない。自分で何かを変えたいと思ったとき変化への選択が始まっている。ビジョンを描きプロセスを視覚化し小さな変化を意識的に選択する。その先に大きな変化への選択がまちうけている。そうなるためのエネルギー集中が生まれていない。その環境でしか生まれないエネルギーがある。環境変化への小さな選択の積み重ねが変化への大きな選択につながる。
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人は、不快な感情を何とかしようと
行動を起こすことがあります。

・寂しいから

・悔しいから

・不安だから

・怖いから

その結果、その感情は以前より増して
自分の行動を支配するようになります。

というのが以前のお話でした。

今回は、その不快な感情を
どのように扱うかです。


ある不快な感情に基づいて行動を起こし、
そこにメリットがあると、
一連の行動パターンは学習され、
生起頻度が上がってしまう。

すると、嫌でも不快な感情が湧き出てきて
人は同じ行動を繰り返してしまうのです。

一度身についた行動パターンを
なくすことは非常に難しいものです。

しかし、できないわけではありません。


不快感情をうまく処理をして、
健康的な生き方をするためには
どうすればいいのか。

生きている限り、
不快感情をまったく感じないで
生きていくことはできません。

しかし、うまく対処すれば、
不快な感情を感じる期間を
最短ですませる方法があります。

いつまでも嫌な思いに悩まされることなく
前向きで、建設的な生き方をする方法・・・

それは・・・

「環境適応能力」を使います。

人は自分自身の体を変化させて
環境と上手く関わろうとします。

この能力にあやかるのです。


あなたはマラソン選手です。

完走するためには
スタミナを付けなければなりません。

そこで、あなたはどうしますか?

毎日、苦しい練習を繰り返し、
完走できる体を作りますよね。

苦しい環境から逃げずに練習を続け、
耐え抜くことで、次第に体が変化していきます。

すると、次第に
苦痛が苦痛ではなくなっていきます。

その環境に適した体が作られていきます。

これを、「スタミナがつく」といいます。

逆に、苦しいからといって
その環境から逃げてしまえば
スタミナはつきません。

その環境から逃げてしまえば
苦しみから逃れられるということで、
「逃げる」という行動パターンが
学習されることになります。

体を変えようとせず
環境を変えてしまうことが
「逃げる」ということです。

これと同じで、
不快な感情も苦しいが、
逃げなければ体が適応してくれます。

辛く悲しい事実が
自然と受け入れられるようになり、
不快ではなくなっていくのです。

悲しいからといって逃げてしまい、
どこかに甘えどころを見つけてしまえば、
その行動が学習されます。

甘えられるといったメリットが
いつまでも不快な感情を持続させます。

そして悲しみのとりこになっていくのです。


不快な感情があるならあるで、
何もしないでおくこと。

特別に何か行動を起こさないこと。

ほっておけば、不快な感情は次第に弱まり、
受け入れられていきます。

体が勝手に対処してくれます。

あなたはマラソン選手です。


まとめ

不快な感情があるならあるで、
何もしないでおくこと。

特別に何か行動を起こさないこと。

ほっておけば、不快感情は次第に弱まり、
受け入れられていくのです。

体が勝手に対処してくれます。