創意工夫ができる人とマニュアルがなければ何も出来ない人
自分を断ち切らねばならない。こんなことをしていてはならない。自らの力で環境を変えて行動につながなくてはならない。環境に甘んじていては道がない向上がない。環境が行動を封じ込める力最大級である。意志の力でそれを破るのは難しい。もっと情報をもっと本を読めこれまでに教えられた本を再読せよ。
自分を断ち切らねばならない。こんなことをしていてはならない。自らの力で環境を変えて行動につながなくてはならない。環境に甘んじていては道がない向上がない。環境が行動を封じ込める力最大級である。意志の力でそれを破るのは難しい。もっと情報をもっと本を読めこれまでに教えられた本を再読せよ。
世間では、これからの社会を見据えて、
創造性のある人物の育成に
力を入れているそうです。
今、エリートと呼ばれる人たちは、
その創造性に欠けるということらしいです。
それは、現実に起こっている経済問題や
環境問題、国際紛争など未解決の問題が
山積みであることからも推察できます。
そこで問われていることは、
マニュアルのないものに対して
どのように対処していくか、
ということです。
今まで、
マニュアルのある問題ばかり
解いてきた人にとっては酷なこと。
答えのあるものを公式になぞって
問題を解くことには慣れているが、
答えのない問題にはからっきし。
マニュアルがなければ
エリート達は何も出来ないのが事実です。
しかし、本人達が悪いわけではありません。
その人たちはマニュアルを
こなすだけの教育を
受けてきたに過ぎないからです。
目の前に問題が与えられ、
それを公式に沿って解いていく。
その教育を受けて来たに過ぎません。
答えは一つ。
これが正しく他は間違い。
マニュアルをこなす人間作りの教育を
推進してきたお役人達の賜物です。
それはさておき。
実際に創造性ある人間は
どのように育成していけばいいのでしょうか。
創造性を鍛えようといっても
何をどうすればいいのでしょう。
創造性なんてものは
そんなに簡単に養えるものではなく、
生まれながらにもつ才能みたいなものだと
思っている人が多いようです。
しかし、創造性は環境の産物です。
生かすも殺すも環境次第。
今までは、殺されてきに過ぎません。
子供は、時に突拍子もないことを
しでかして大人を驚かせてくれます。
奇怪な発想や、奇抜な表現で
大人を楽しませてくれます。
しかし、学校に入り、
かの悪名高き画一的な教育を
受けだすとどうだろう。
絵を書くにしても、
作文を書くにしても、
勉強の仕方まで、
先生のお手本どおりに
真似ることを覚えます。
自分の書きたい絵、
自分の作りたい作品、
自分が思った感想、
自分の好きなやり方、
そんなものは否定され、
一つのお手本が与えられます。
初めの頃は、
「あれを書こうかな」「こんなのにしようかな」
「あれなんてどうかな」「これなんて素敵だな」
なんて思いをめぐらせていたものです。
しかし、いつの間にか
あれこれ考える前に、お手本が与えられ、
次第に何も考えようとはしなくなります。
自発的に何かを取り組むこともなくなります。
目の前にお手本を出されてから、
初めて取り掛かるようになります。
自分の好きなことはしません。
先生の言われたことを、
お手本に沿って
そっくりそのまま真似るほうが
褒められるからです。
さてさて、どうでしょう。
いつしか、マニュアルがなければ
何も出来ない自分になっています。
自分で何かを始めようという気も起きず、
与えられたことをこなし、
満足している自分がいるではありませんか。
ここに現代サラリーマンの根幹が見えます。
これぞ、欧米に追いつき追い越せの
高度経済成長期に求められてきた人材です。
上に立つ人間にとって都合のいい人間。
教育基本方針をみれば、
上に立つ人間が考えただけに、
上に立つ人間の価値観に基づいています。
競争で勝ち抜くこと、
優れること、駒となって動くこと、
そんな価値観の人間作り。
そんな人間作りが
今の学校教育に残っています。
つまりは、教育によって
創造性の芽はつぶされていたのです。
勉強嫌いで、学校に行っても
授業をあまり聞かず、
先生の言うことも聞かない。
そんな子供時代をすごしてきた人は、
創造性が豊かで自主性があったりするものです。
奇抜な発想や、言い回しが
周りの人にウケると、
それはメリットとなり
奇抜な発想や言い回しの
出現頻度が上がります。
今、創造性を養いたいと思うなら、
そこを褒め称えてやればいいのです。
少しでも奇抜な発想が生まれたら、
それをあざけったり、
非難したりするのではなく、
賞賛を与えてやればいいのです。
そうすれば、
その人の創造性は発展していきます。
ナンバーワンになることより
オンリーワンになることが大事だと、
歌でもブームになりましたが、
褒めるところを今までとは
少し変えてやればそれも可能です。
結局はここでも
環境が大切になってきます。
つまり、周りの我々が
重要な役目をするのです。
まとめ
奇抜な発想や、言い回しが
周りの人にウケると、
それはメリットとなり
奇抜な発想や言い回しの
出現頻度が上がります。
今、創造性を養いたいと思うなら、
そこを褒め称えてやればいいのです。
少しでも奇抜な発想が生まれたら、
それをあざけったり、
非難したりするのではなく、
賞賛を与えてやればいいのです。
そうすれば、