2017年06月

恋愛で見る感情の仕組み

恋愛で見る感情の仕組み
人は感情の生き物です。電車の隣の席に座ったお年寄りにうっとおしさと敵意を持つか、思いやりを持つかは心の広さだけでなく、様々な要素が関係します。ザイアンスの法則というのがあります。人は知らない人には冷たく、出会いを重ねるごとのに親密になります。知っているというだけで、人はその人に優しくなれ、冷淡な気持ちは起こりません。おたがいに知らないから騒動が起こり戦争につながります。人は皆優しくなりたいと思っても知らない人には冷たくなり悪意どころか果ては殺意まで抱くようになります。恋愛感情の真逆です。
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自分の感情や相手の感情が
どのように成り立っているのかを
理解できれば、
これは大きな力になることは
間違いありません。

そして、実際、理解できているのです。

メリットがあれば
人は今の感情を持続していきます。

メリットがなくなる、
またはデメリットが提示されると
感情は変化していきます。


初めは好奇心で始めたものでも、
いつしかどんどん興味が湧き、
のめりこんでいることはよくあります。

ウィンタースポーツ、マリンスポーツ、
何でも始めは好奇心から始めます。

そこに、メリットが得られれば、
好奇心はふくれ上がり
さらに行動を持続していくことになります。

そして他にもいろんなことに
挑戦していけるようになります。

愉快感情を多く手にしたいなら、
ワクワク、ドキドキ、うずうず、
何か愉快感情があるときは行動を起こし、
そして、行動を起こしたら
しっかりメリットを受け取ることです。

すると、自然と愉快感情の
発生頻度が高まります。

逆に、不快感情があるときは、
行動を起こさないこと。これに限ります。


これを恋愛で見るとよく分かります。

好きという感情をもとに行動を起こし、
その結果、メリットがあれば、
さらに好きという感情が高まってきます。

たとえば、「逢いたい」という
気持ちをもとに行動を起こし、
逢って楽しい時間を過ごせたとします。

すると、逢いたいという気持ちの
生起頻度は上昇することになります。

恋人と楽しいときを過ごしたあと、
家に帰ったとたんに、無性にまた逢いたくなる。
そんな経験はありませんか?

まさに、それです。
メリットを得ると、
その感情の生起頻度が上がる。
ここに恋愛が燃え上がる理由が
隠されているのですね。


好きな人に、誕生日やクリスマスに
プレゼントをする。

これは、相手のとびっきりの笑顔を見たい、
相手を喜ばせたい、そんな思いで
プレゼントをしているのかもしれません。

好きな人にプレゼントを渡すと、
そこで相手が喜んでくれれば、
メリットを得たことになります。

すると相手にプレゼントをするという
行動の生起頻度が増します。

と同時に、相手を喜ばせたいという
自分の気持ちの
生起頻度も増すことになります。

相手のためにと思って
プレゼントをする行動は
自分の相手への気持ちを
強めている行動でもあるのです。


逆に、冷めること、
心変わりすることは
どういう仕組みなのでしょうか。

はじめは好きであったが、
次第にその人への気持ちが冷めていく。

これは、逢いたいという
気持ちをもとに行動を起こしたが、
そこに見返りが得られないときに起こります。

逢っていても楽しくない、つまらない、
そうなると、
逢いたいという気持ちの生起頻度は下がり、
逢うという行動も起きなくなってきます。

一緒にいてもメリットを受け取れない時、
一緒にいたいとは思わなくなる。

これが冷めるということです。

人は、ある感情に基づいて行動を起こし、
そこにメリットを得ると、
その感情もろとも
一連の行動の生起頻度を増します。
逆に、ある感情に基づき行動を起こしても、
メリットを得られない、
または、デメリットを得る。
すると、その感情もろとも
一連の行動の生起頻度は下がります。

人の感情をコントロールしているものは、
環境にあります。


相手の心変わりを責めているあなたは、
自分の行動に目を向けましょうね。


まとめ

人は、ある感情に基づいて行動を起こし、
そこにメリットを得ると、
その感情もろとも
一連の行動の生起頻度を増す。
逆に、ある感情に基づき行動を起こしても、
メリットを得られない、
または、デメリットを得る。
すると、その感情もろとも

不快感情の仕組み

不快感情の仕組み
私たちはいくつもの感情を持っています。人をうらやむ気持ち、感謝する気持ち、悪意ある感情、人を蔑み差別する心、やさしさと思いやりと悪意と敵愾心は同時に心の中に存在します。実はどれも自分なのです。人の脳、いわゆる心は分散型のコンピューターと同じです。どれも真実であり、同時進行します。しかしどの感情や思いが支配的な力を持つかによりその人の性格が規定されます。悪い心があることは自然の成り行きです。その中からよい心、善い行い、人を愛する心が優勢になり人格が決定されます。悪いこと悪意を持つことは自然のことです。しかし良い思い、人への優しさが勝ち残るから人間なのです。

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我々は、行動と同じく感情や思考も
自分ではどうすることもできません。

嫌なことがあると
それをいつまでもくよくよ考えていたり、
忘れたいことがあっても
なかなか忘れられないでいたりするものです。

自分の思うように行動できないのと同じで、
そういう時は意思の力ではどうすることもできません。

どうすることもできない感情や思考は、
ほっておくのが一番です。

ですが、不快なだけに、いてもたってもいられなく
何とかしようとしてしまうものです。


そこで、不快な感情や思考の発生原因を知って
ほっておくことができる自分を作ってみましょう。

自分の感情や思考の原因が分かるだけで
「あ~まただ。はいはい、わかったよ!」
なんて気軽に不快感情と接することができます。
何より、ほっておくことができるようになります。


感情や思考といったものは、
行動と同じ、環境の力をもとに成り立つものです。

つまり、その感情や思考が発生した結果、
環境からどのような見返りが得られたかによって、
その感情が活きてくるかどうかが決まります。

自分にメリットのある感情、思考は、
生起頻度が高くなります。

逆に、メリットのない感情、思考は
生起頻度が下がります。


悲しさ、寂しさ、不安、恐怖など
一般に見られるマイナス感情は、
本人にとってはデメリットです。

できることなら感じたくない不快なものです。
なのに、なぜマイナス感情は起こるのでしょうか。

本人にとってデメリットなら
そのような感情は起こらなくなるはず。

行動分析学の理論からすれば、
メリットのない感情、思考は
出現頻度が下がらなくてはいけない。

なのに、逆に学習してしまうのはなぜでしょう。

その理由は、マイナス感情が起こるおかげで、
その感情にまつわる行動を
起こさないようにしてくれるからです。


ある出来事が、その人にとても悲しい思いをさせました。
自分が起こした行動の結果、
取り返しのつかないことになってしまった。

すると、その人はそのような出来事を
今後起こさないように努めるでしょう。

辛い出来事を回避するために
マイナス感情があるのです。

辛い出来事があっても笑っているようであれば、
同じことを繰り返してしまいます。

そうならないためにマイナス感情はあるのです。


また、マイナス感情がいつまでも続き、
その人を苦しめることがあります。
うつ病、PTSD、恐怖症、パニック障害、
その他不安障害などもそうです。

ある感情や思考が生起してくれるおかげで、
人は自分に不利益な場面から
回避することができます。

阪神・淡路大震災のとき、揺れを感じた瞬間、
何が起こったのか理解できなく
恐怖と不安に襲われたことでしょう。
僕もその一人です。

どうにかしようと慌てふためき、
その驚愕な状況から逃れようと
必死になったものです。

結果、家屋や家財を失ったものの、←僕じゃありませんよ。笑
九死に一生を得た。

これはメリットを得たことになります。
あれほどの恐怖から逃れられたのだから
大きなメリットです。

すると、そこでの恐怖や不安は、
自分の身を守るための大事な感覚となります。

あのような死と隣り合わせの状況から
自分を遠ざけるための重要な担い手です。

そこで、あの恐ろしい状況に
二度と遭わないためにも
出現頻度を高めて
自分の身を守ろうとします。

恐怖や不安をあおって、
自分の身を守ろうとする。
これが、震災後のPTSDです。

僕自身も、震災後しばらくの間、
なんでもない小さな地震でも
大きな不安と恐怖に襲われたものです。

その他、原因不明とされる心の病の多くは、
必ずそこにメリットがあります。
必ずメリットで維持されています。

不快な感情を発生させて
自分の身を守ろうとしているのです。


感情や思考そのものが単体で、
それだけでは自分にマイナス、
もしくはデメリットであっても、
その感情や思考が発生した結果、
本人にプラス、もしくはメリットとなれば、
学習され出現頻度は高くなります。

マイナス感情は
不利益になるものから
遠ざけてくれる
ありがたいものです。

まとめ

感情や思考そのものが単体で、
それだけでは自分にマイナス、
もしくはデメリットであっても、
その感情や思考が発生した結果、
本人にプラス、もしくはメリットとなれば、
学習され出現頻度は高くなります。

マイナス感情は
不利益になるものから
遠ざけてくれる

言い訳に使われる遺伝子 

言い訳に使われる遺伝子 
やりたいはずのことを先送りしてしまうことがあります。人間は本来怠け者、十分価値のあるメリットが提示されないと行動が起こりません。追いつめられると自分の能力以上の成果を出すことができます。しかしなかなか自分で自分を追い詰めるということは難しいのです。もしいつも追い詰められた状態で物事に取り組めばどんなことでも成し遂げられそうな気がします。やる気が出ないのはそれなりの理由があるから、人間の体のバランス上、やる気となまけ心はバランスよく交互に出てくるように思います。
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遺伝子研究が進み、
人間を理解するにあたって
遺伝子による見方が定着しつつあります。

「うちの親は高卒だから、俺もそれほど頭は良くなりはしない」
「お母さんは美人だから、きっとあなたも美人になるわ」
そのように考える根底には、
やはり遺伝子がそうさせていると
考えがあってのことでしょうか。

確かに、髪の毛や皮膚の色、
人の形質を決めるのは
遺伝子によるものです。

親から受け継いだ遺伝子が
その人を形作っています。

しかし、すべてが遺伝子によって
決められているのかといえば、
どうでしょうか。

そこには待ったをかけさせてもらいます。


現在、心理学では
人間は遺伝と環境との相互作用から
成り立つものとして考えられています。

いくら遺伝的に優れたものがあっても、
環境が乏しければ、
そこで開花する能力は低くなるということです。

中でも、知能や身体能力など、
環境との関わりが多くを占めるものがあります。


遺伝子操作で知能を高めても、
環境を整えない限り、
宝の持ち腐れに終わるということです。

逆に、遺伝的には普通の知能の持ち主であっても、
環境をうまく整えてやることで、
人は大きく成長するということになります。


それを知らずしてか、
多くの人は自分に限界を作っています。

「遺伝的天才には勝てない」
「凡人が非凡になることはない」
「すべては遺伝子によって決められている」
そう言って今の自分に限界を作っているものです。

そのように言い訳をすることで
今の自分に納得できるのかもしれません。
今の自分に諦めがつくのかもしれません。
しかし、違うのです。

遺伝と環境をどのように捉えるかで、
自分自身をもっと無限なものとして
捉えることができます。

遺伝子は人の能力において
「範囲」をあらわし、
枠組みとなるものです。

環境はその枠の中で繰り広げられる
「中身」を作るものです。

畑を遺伝子に例えてみます。

広大な土地を持っていても、
持っているだけでは
何の役にも立ちませんよね。
その広大な土地を手間ひまかけて
実りのある大地に仕上げ、
そこで立派な作物を育てることで
その大地は価値あるものとなります。

人の能力も同じです。
遺伝的に優れた才能を持っていても、
持っているだけでは何もなりません。
環境からしっかりと見返りを受け、
その遺伝子を開花させて
はじめて意味があります。

いくら遺伝的に優れた能力を持ったとしても、
環境を疎かにして中身を磨かなければ、
宝の持ち腐れに終わります。
逆に、遺伝的に平凡であっても、
環境を上手く整えてやることで
中身が磨かれその人の能力は
高まることになります。

それほど大きくない土地でも、
その土地の耕しようによっては、
そこに育つ作物は
他にはない価値あるものに
なるということです。


要は、遺伝的に優れていようがいなかろうが、
環境を大切にして自己を伸ばすことを
心がけることが肝要ということになります。

学生諸君は
「賢いのは遺伝的なもの」
と考えているかもしれません。

いくら勉強をしても遺伝的秀才には
勝てないと決めているかもしれません。

そうやって自分の能力に限界を作ってしまい、
伸びるものも伸びなくしているものです。


人は環境を整えれば
必ず伸びる力を持っているものです。
これは人の知能に限ったことではありません。
人間におけるさまざまな能力というものは、
環境の力を借りて開花していきます。

遺伝子が勝手に花を咲かせてくれるのではありません。


自分に能力が足りないと嘆き、
自分の遺伝的能力のなさを責めるのではなく、
環境の乏しさを考えることが先決です。

自分を開花させることができるのは
環境の力あってのことです。

周りと同じことをしていても
自分に見返りがあるとは限りません。
見返りのないことをして、
それで自分に限界を感じていることほど
馬鹿なことはありません。

自分のやりたいこと、好きなことをして
環境からたっぷり見返りを受けて、
自分の可能性を広げていけたらいいですね。

 
まとめ

いくら遺伝的に優れた能力を持ったとしても、
環境を疎かにして中身を磨かなければ、
宝の持ち腐れに終わります。
逆に、遺伝的に平凡であっても、
環境を上手く整えてやることで
中身が磨かれその人の能力は
高まることになります。

遺伝子が勝手に花を咲かせてくれるのではありません。

自分に能力が足りないと嘆き、
自分の遺伝的能力のなさを責めるのではなく、

朝、自分で起きられない人。

朝、自分で起きられない人。
さすがに朝は起きられます。SASになり睡眠は浅いのでしょうが、気が細いせいでしょうか、時間どうりに目が覚めます。ただし夜中に必ず一度目が覚めトイレ行きます。もっとゆったりのんびり生きたいのですが、脳に刻まれたサラリーマン時代の
朝起き恐怖は残っています。

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びっくりしたことに、
世の中には目覚ましが鳴っていても
平気で寝ている人がいます。

携帯電話のバイブレーターが
目覚まし代わりの僕にとっては
不思議でなりません。


今年高校生になったばかりのU君も
目覚ましがなっていても寝ていられる一人です。

母親が直接起こしにくるまで
布団に包まっているのです。

低血圧のせいではありません。

周りは、ずぼらなだけだと言っています。

目覚ましが鳴っているのは分かっています。
しかし、体が動いてくれないというのです。

周りはみんな自分で起きているというのに、
どうして自分はできないのだろうか。

周りは言う。気持ちの問題だと。

しかし、気持ちは自分で起きたいのです。
起きられずにいる自分に
嫌気が差しているほどです。


さて、この解決の糸口はどこにあるのでしょうか。

これもやはりメリットとデメリットで
どうにでもなります。

まず、今の自分はどうして
起きることができないのでしょう。

それは自分で起きなくても
起こしてくれる人がいるからです。

本人は時間を気にせず寝ていても、
母親が代わりに起こしてくれる。
そんな環境にいるのです。


だいたい、朝起きられないという人は、
昔から母親が起こしてくれているものです。
その習慣が今でも続いているに過ぎません。


自分で起きられるようになるためには、
まず、母親に起こしてもらうことをやめることです。

母親に「何時になっても絶対に起こしてくれるな!」
と告げることです。

そして、目覚ましをセットして寝れば
あとはそれで大丈夫です。

仮に、その日起きれなくてもいいのです。

起きないためにどのような不利益を
自分が被らなければならないのかを
身をもって知ることが大切です。

つまり、起きなければ
デメリットがあることを学習させるのです。


しかし、そのデメリットが
手ぬるければ効果はありません。
遅刻をして「すいませんでした」
で済んでしまえば、
また繰り返されかねません。

そこでメリットを用いるのも手です。

デメリットで行動を統制するのには抵抗がある人は、
メリットで行動を統制してみましょう。


そこで母親と取り決めをします。

ちゃんと決めた時間に自分で起きてこれば、
お小遣いとして千円をあげると約束します。

それが一週間続けば7千円です。

学生にとって、それはかなりの高額です。
大きなメリットです。

そして1週間それを続けます。
一週間も続ければ、
目覚ましが鳴ると
起きれる体になっています。


1週間もお小遣いをあげるのが
馬鹿らしいという人には、
お小遣いを減らすという方法でもいいでしょう。

起きてこなければ、千円ずつ減って行く。
これもかなりの効果があると思います。


周りはできるのに、
自分にはできないことは
数多くあります。

しかし、それはやる気や意思の力、
気持ちの問題ではありません。

そこにメリットがなく、
行動がまだ形成されていないだけです。

自己管理ができないという人は、
自分の気持ちを確かめるのではなく、
環境に目を向けてください。

そこに自己管理ができない原因が
転がっているはずです。

自分でやらなくても周りがしてくれる。
自分でやろうにもまだ行動が形成されていない。
何らかの原因が環境に見えてきます。

そこを整えれば
自己管理はしっかりできるようになります。

気持ちの問題で片付けていては、
自分を愚かな人間だととりかねませんからね。


まとめ
 
周りはできるのに、
自分にはできないことは
数多くあります。

しかし、それはやる気や意思の力、
気持ちの問題ではありません。

そこにメリットがなく、
行動がまだ形成されていないだけです。

自己管理ができないという人は、
自分の気持ちを確かめるのではなく、
環境に目を向けてください。

そこに自己管理ができない原因が
転がっているはずです。

自分でやらなくても周りがしてくれる。
自分でやろうにもまだ行動が形成されていない。
何らかの原因が環境に見えてきます。

そこを整えれば
からの引用です。
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