朝、自分で起きられない人。
さすがに朝は起きられます。SASになり睡眠は浅いのでしょうが、気が細いせいでしょうか、時間どうりに目が覚めます。ただし夜中に必ず一度目が覚めトイレ行きます。もっとゆったりのんびり生きたいのですが、脳に刻まれたサラリーマン時代の
朝起き恐怖は残っています。

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びっくりしたことに、
世の中には目覚ましが鳴っていても
平気で寝ている人がいます。

携帯電話のバイブレーターが
目覚まし代わりの僕にとっては
不思議でなりません。


今年高校生になったばかりのU君も
目覚ましがなっていても寝ていられる一人です。

母親が直接起こしにくるまで
布団に包まっているのです。

低血圧のせいではありません。

周りは、ずぼらなだけだと言っています。

目覚ましが鳴っているのは分かっています。
しかし、体が動いてくれないというのです。

周りはみんな自分で起きているというのに、
どうして自分はできないのだろうか。

周りは言う。気持ちの問題だと。

しかし、気持ちは自分で起きたいのです。
起きられずにいる自分に
嫌気が差しているほどです。


さて、この解決の糸口はどこにあるのでしょうか。

これもやはりメリットとデメリットで
どうにでもなります。

まず、今の自分はどうして
起きることができないのでしょう。

それは自分で起きなくても
起こしてくれる人がいるからです。

本人は時間を気にせず寝ていても、
母親が代わりに起こしてくれる。
そんな環境にいるのです。


だいたい、朝起きられないという人は、
昔から母親が起こしてくれているものです。
その習慣が今でも続いているに過ぎません。


自分で起きられるようになるためには、
まず、母親に起こしてもらうことをやめることです。

母親に「何時になっても絶対に起こしてくれるな!」
と告げることです。

そして、目覚ましをセットして寝れば
あとはそれで大丈夫です。

仮に、その日起きれなくてもいいのです。

起きないためにどのような不利益を
自分が被らなければならないのかを
身をもって知ることが大切です。

つまり、起きなければ
デメリットがあることを学習させるのです。


しかし、そのデメリットが
手ぬるければ効果はありません。
遅刻をして「すいませんでした」
で済んでしまえば、
また繰り返されかねません。

そこでメリットを用いるのも手です。

デメリットで行動を統制するのには抵抗がある人は、
メリットで行動を統制してみましょう。


そこで母親と取り決めをします。

ちゃんと決めた時間に自分で起きてこれば、
お小遣いとして千円をあげると約束します。

それが一週間続けば7千円です。

学生にとって、それはかなりの高額です。
大きなメリットです。

そして1週間それを続けます。
一週間も続ければ、
目覚ましが鳴ると
起きれる体になっています。


1週間もお小遣いをあげるのが
馬鹿らしいという人には、
お小遣いを減らすという方法でもいいでしょう。

起きてこなければ、千円ずつ減って行く。
これもかなりの効果があると思います。


周りはできるのに、
自分にはできないことは
数多くあります。

しかし、それはやる気や意思の力、
気持ちの問題ではありません。

そこにメリットがなく、
行動がまだ形成されていないだけです。

自己管理ができないという人は、
自分の気持ちを確かめるのではなく、
環境に目を向けてください。

そこに自己管理ができない原因が
転がっているはずです。

自分でやらなくても周りがしてくれる。
自分でやろうにもまだ行動が形成されていない。
何らかの原因が環境に見えてきます。

そこを整えれば
自己管理はしっかりできるようになります。

気持ちの問題で片付けていては、
自分を愚かな人間だととりかねませんからね。


まとめ
 
周りはできるのに、
自分にはできないことは
数多くあります。

しかし、それはやる気や意思の力、
気持ちの問題ではありません。

そこにメリットがなく、
行動がまだ形成されていないだけです。

自己管理ができないという人は、
自分の気持ちを確かめるのではなく、
環境に目を向けてください。

そこに自己管理ができない原因が
転がっているはずです。

自分でやらなくても周りがしてくれる。
自分でやろうにもまだ行動が形成されていない。
何らかの原因が環境に見えてきます。

そこを整えれば
からの引用です。