人は環境の産物である。

人は環境の産物である。
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 環境は人の産物である。
太平洋戦争まっただ中、「天皇陛下バンザーイ」といって、
戦艦に突撃して行った人たちがいます。

そんなことができる人は
どのような感覚の持ち主だったのでしょうか。
戦争など経験したことのない世代の人たちからすれば
到底理解できないことです。

しかし、厳しい環境の中、すがるものがなく、
そういうときにあがめる人、高貴な人を作り、
その人のために生きることが美徳と教育されれば、
出来上がりです。
自己犠牲こそ美徳であると教育されれば、
喜んで命を捧げていくのでしょう。
そこに理由などありません。

日本が近隣諸国にしてきた戦争犯罪、
これも今の世代の人からしてみれば
理解できない事実でしょう。

南京大虐殺、従軍慰安婦、
目の前で怯えきった女性を輪姦する。
慰安婦狩りと称して暴力で少女を拉致する。
どうしてそんなことができたのでしょうか。

世界を見渡せば、ナチスが行ったホロコースト。
人を密室に閉じ込めて毒ガスで大量殺戮。

現在でも中東諸国など戦争が行われている地域では、
無抵抗な女性や子供が惨殺されています。
それが当たり前のごとく繰り返されています。
どうしてそんなことができるのでしょうか。

しかしです。

我々がその時代、その場所に置かれたとき、
自分はしないと言い切れるでしょうか。
周りがしているのを、自分は何もせずに
指をくわえて見ているだけ。
そんなことができるでしょうか。

今でこそ、いろんな知識や常識、教養を身に付けはしたが、
生まれたころよりその場所に立たされればどうなるでしょう。
その場所にしか自分の居場所がないとき、
今と同じ感覚でいられるでしょうか。

まず、ありえません。

人はその環境に適した行動を身に付けていきます。
その環境でメリットとなる行動を起こしていきます。

今でも、いろんな犯罪を目の当たりにして
人間の仕業じゃない、人間ができることではない、
そうやって否定することをよく聞きます。

親が実の子を殺す。その逆に、子が親を殺す。
異常な犯罪が頻繁に行われています。

いたいけな子供たちが必死に逃げ惑う背後から、
ためらいもなく刃物を突き刺す。
それも2度3度と。全く持って考えられません。

それを精神病だとか、人格障害だとか、
普通の人間の仕業じゃないような言い方をしています。

精神病や人格障害がそうさせているように受け取っていないでしょうか。

しかし、本当のところは、
あなたと同じ人間であり同じ人間の仕業です。
そこにメリットがあるから起こされてしまうのです。

親にも見離され、誰からも相手にされず、
何をやってもうまくいかない。
何の援助もなく、同情もない。
馬鹿にされ、ののしられ、見捨てられてきた。
そこには犯罪抑止になるものは何もありません。
後は、何をすれば自分にメリットになるかです。
恨みのある人間に対して何をすればいいのか。
自分にとって不快な存在とは何なのか。
そこを突き詰めていけば答えは出てきます。

人は環境の産物です。
その人を作り出す環境があります。
異常というなら、異常を育てる環境があります。

凶悪犯罪は、その人をそうさせた環境があるためです。
異常だとか人格障害とか、病んでいるといって、
その人は特別な人間だ、自分たちとは違っているのだ、
そう言って、つまはじきするのではなく、
その行動がなぜ起こされたのかをしっかり捉え、
その上で対処していかなければなりません。

人を一括りにして枠の中にいれてしまえば、
「健常者と特別な人」といった区別が付きます。

それが一種の安心を与えるのかもしれません。
だからといって、そこに安泰していれば何も変わりません。

人を作っているのは環境です。
犯罪者を捕らえて安心するのではなく、
犯罪者を作り出す環境を変えていかなければなりません。

不良少年を捕まえて少年院へ送り込むだけでなく、
不良少年を作り出す環境こそ見張るべきものです。

金銭目的で自分を身売りする少女を保護するだけでなく、
援助交際を作り出す環境に目を向けなければなりません。

その人をつまはじきにしたところで、
同じような人物を作る環境が存在する限り、
また同じ人間が出現します。

しっかりと見るところを見ないために、
いつまでも同じような事件が繰り返されています。

環境を捉えることは難しいことだと分かっています。
環境自体を変えていくことが難しいことも分かっています。
環境の産物である人間自体をどうにかするほうが簡単なことも分かっています。

簡単だというメリットがあるために、
今まで人にしか目を向けてこなかった。
しかし、それだと、今までのように、
いつまでたっても同じことが繰り返されます。

今、我々が見るべきところは、環境にあります。

(注):異常行動・問題行動の原因は、遺伝的なものや、気質的なものもあります。
    ここでは、環境が原因と考えられるものを前提に述べさせてもらいました。

 まとめ
人はその環境に適した行動を身に付けていきます。
その環境でメリットとなる行動を起こしていきます。

人は環境の産物です。
その人を作り出す環境があります。
異常というなら、異常を育てる環境があります。

その人をつまはじきにしたところで、
同じような人物を作る環境が存在する限り、
からの引用です。

型にはまっていく人。

型にはまっていく人。

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世のサラリーマンの方々を見渡しては、若者が口にします。

「よくあんな生き方ができるものだ」
「普通の生き方をして何が楽しいのか」
「個性がない」「マンネリ化した人生になる」
「マニュアル通りの生き方なんて何の魅力もない」

あれやこれやとすごい言われようですが、
そんなことを思っていてもいつしか自分も
似たような生き方をしているものです。

人は、なりたい自分がいても、なかなかなれません。
夢や希望を持っていても、そこに見返りがなければ、
いつしか社会が求める生き方をするようになります。

10代のときは夢や希望に満ち溢れ、
今の生活をしているとは夢にも思ってもみなかった。
どこでどう間違えたのか、
いつしか人は型にはまった人生を送っています。

「サラリーマンなんてクソ食らえ!」と、ののしっていた自分が
朝からお得意先周りのため電車に揺られている。

あのようにはなりたくないと思っていたが、
電車のつり革につかまりながら器用に新聞を読む自分。
帰りの電車の中での椅子取り合戦にも、
いつしか自分も参加している。

人は、願っても願わなくても環境が求める生き方をします。
いくら自分がやりたいことがあっても、
環境側から見返りが受け取れないと
それを持続させていくことは出来ません。

周りと違った生き方をするためには、
環境からの見返りが重要になってきます。
周りと違ったことをして
そこにメリットを受けなければなりません。

周りと違った生き方をして褒められる。
周りと違った生き方をして認められる。
そうでなければ、違った生き方なんてできないものです。

やる気や根性があれば、
いつまでも夢を追い続けられる?

いいえ、そんな美談は通用しません。

メリットがなければ、
人は行動を持続させていくことは出来ません。

周りと違った生き方をすることで、
自分が特別な人間に思えるかもしれません。
だから、最近の若者は
あえて周りとは違った生き方を好んでいるようです。

しかし、現実は、そこにメリットを得ることは出来ません。
親のすねをかじっている内は、好き勝手にできていたものでも、
歳をとり、自分で生活をしていくと、難しくなってきます。

マニュアルどおりの生き方を馬鹿にしてきた人でも、
メリットを得られず型破りの生き方ができなくなった今、
世間がマニュアルどおりの生き方を支持しているのであれば、
メリットのあるマニュアル通りの生き方に納まるしかありません。
 
人は、今の自分が物足りなくとも、
その状況に嫌気がさしていても、
なりたくない生き方がそこにあっても、
そこから身動きが取れないとき、
いつしか、そんな環境を受け入れる自分になっていきます。

サラリーマン生活を毛嫌いしていた人が、
朝早くに家族に見送られ会社へ向かうのです。
仕事を終え、家に帰ってゴロンと横になって、
テレビを見てくつろぐのです。
そこに安らぎを覚えていきます。
缶ビールを飲んでほろ酔いの状態が意外と居心地がいいのです。
なんとなく贅沢な気分にさせてくれるのです。
そこに安住していく自分に気づきます。

昔は、マニュアル人生を否定して、
「自分で自分の人生を築き上げるのだ!」と豪語していた人でも、
環境からの見返りが得られなくなると、
型どおりの生き方をはじめます。

「日本は型通りの生き方しかできない!」とののしっていた人でも、
日本から出ることが出来なければ、
日本人らしい生き方をするようになります。

ちょうど、不良と呼ばれる人たちが歳を取り、
落ち着いていくのと同じように、
環境から見返りが得にくくなると、
人は新たな見返りを求めて変わり始めます。

見返りの得やすい型通りの生き方へ。


 まとめ
人は、なりたい自分がいても、なかなかなれません。
夢や希望を持っていても、そこに見返りがなければ、
いつしか社会が求める生き方をするようになります。

環境から見返りが得にくくなると、
人は新たな見返りを求めて変わり始めます。

からの引用です。

人にやる気を起こさせるには 

人にやる気を起こさせるには。
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原作者:カズヒサ氏に連絡がとれればぜひともお会いしたい。まだ作者を特定できません。こちらの検索テクニックではこれ以上情報を得ることはでいませんん。



うちの子は出来が悪くて困る」と愚痴をこぼす親ほど、子供のやる気を失せさせて
いるものです。

世間の親がよくしてしまうことは、言って聞かせようとすることです。

「勉強をしなさい」、「早くやりなさい」、「しっかりやりなさい」

どれも飽きるほど聞かせられてきた言葉ですよね。
しかし、その言葉は効果があったでしょうか。
うっとうしく耳障りには感じたが、やる気を起こさせるものではなかったはずです。


人にやる気を起こさせるには、コツがあります。
同じメリット・デメリットを与えても「ルール」の提示の仕方によって「やる気」は
変わってきます。


一つに、具体的指針を与えているかどうかです。曖昧な言い方では効果はありません。
人に行動を起こさせたいなら具体的に何をどうするかを告げることが重要です。


子供に「勉強をしなさい」とだけ言う親は子供のやる気を失わせます。生徒に「予習、
復習をしっかりやっておくように!」とだけ言う教師は最低です。また、「がんばれ!
しっかりやれ!数字をあげてこい!」とだけ言う上司は失格です。

人は具体的に何をどうすればいいのかを告げてやることが重要です。より具体的に告
げることで行動を起こしやすくするのです。


親は、勉強をしなさいと言うだけでなく、何時から何時まで何をどのぐらい勉強する
のか、そして、その方法までも教えてやるようにしなければなりません。そしてそれ
ができればご褒美があることも告げることが大切です。

教師は、予習、復習をしておくようにというのではなく、何ページから何ページまで
の例題を自分で解いて、解説を読んでおくこと。今日やったところを、自分で解いて、
ノートと照らし合わせて答あわせしてみること。それができれば明日の小テストは満
点だ!と告げる。

しっかりと何をどうすればいいのか、具体的方法まで教えてやることで行動を起こし
やすくする。叱咤激励だけでは人は動きません。


特に何をどうすればいいのかがはっきり分からない時、人は行動を起こしにくいもの
です。

小学生の子供に「綺麗に床掃除をするように!」と言っても、なかなかうまくできま
せん。
しかし、少し言い方を変えて「床のマス目をゴシゴシ音が出るように5回ずつ拭きな
さい」と言うとうまくできるようになります。
頭の中で想像しやすいように五感をくすぶる言い方をすることで、人に行動を起こし
やすくします。

その人に合った指針が必要ということです。


また、メリット、デメリットを提示する場合でも、曖昧な表現は効果が低いものです。

例えば、報酬において、どのぐらいやれば、どのぐらいの見返りがえられるかを数字
できっちりと出していた方が、効果は高くなります。どのぐらい頑張れば、どのぐら
いの結果が得られるかがはっきりと分かっているのと分かっていないのとでは、やる
気が起きにくいのは理解できるのではないでしょうか。

先の親がご褒美と言うのを「お小遣い500円」と言えば、500円硬貨が頭に浮か
び、やる気も違ってきます。
上司から、漠然と、「契約が取れればボーナスが出る」といわれてもピント来ないが、
「契約1件につき5万円の手当てが出る」といわれれば、諭吉の顔が浮かんできて、
やる気が出そうなものです。
塾の先生も「ここを押さえておけば合格は間違いない!」「ここは絶対に試験に出
る!」なんていっとけば、みんな赤線を引くことでしょう。


そして、前回と同様、ハナからできない設定をしてもやる気はおきません。
簡単ですぐにできることから始めることです。「これならできそうだ!」と思わせる
ことが大切です。


ある学校の6年生のクラスで、クラスの全員が宿題を忘れずにみんなやってくれば昼
休みの時間を10分延長してあげると約束をしました。それも、さらに実行しやすい
ように、みんな帰ってからすぐに宿題を始めるといった約束をしました。クラスの全
員がいっせいにそうすることで、遊び相手がいない分、勉強に取り組みやすくしたの
です。もちろん、最初は、宿題は少量で簡単なものから始めました。
結果は、初日から成果が出ました。宿題の出来、不出来は別として、いちようみんな
宿題を提出できたのです。
その後、昼休みの延長といったメリットをなくしたのですが、その取り決めは続け、
しばらくの間、宿題をしてこない生徒はいなくなったのです。


行動を統制する上で一番重要なのが、賞賛です。なんでもそうですが、出来て当たり
前、出来て当然といった考えは人のやる気をそぎます。
そのような考えは、行動が既に身に付いた人の傲慢さに過ぎません。
優秀な先生や上司は、それこそ褒め上手です。望ましい行動の後には賞賛を、望まし
くない行動の後には罰を、それもその行動の直後に。
これを徹底すれば、人は必ず伸びていきます。


あと、意外と効果があるのが、他愛もない損得勘定を織り交ぜて告げてあげることで
す。子供にはもってこいです。

やりなさい、しなさい、と命令口調で言われても、子供はやる気が起きません。
そこに損得勘定をつけてやると、違ってきます。
「○○をすれば、いいことあるよ」、「○○すれば今日悪いことは起きないよ」
「これができれば、今日一日楽しく過ごせるよ」、「これができれば、悪いことは逃
げていくよ」、そんな暗示?を伝えると、行動を起こしやすくなります。

大人の皆様もぜひお試しください。自分に言い聞かせるだけでもかまいません。勝手
な暗示でいいのです。


このメルマガをもう一度読み返してみてください。
そうすると、明日、悪いことが一つ、必ず逃げていきます!

まとめ

やる気を起こさせるには、曖昧な言い方では効果はありません。
人に行動を起こさせたいなら具体的に何をどうするかを告げることが重要です。

また、メリット、デメリットを提示する場合でも、曖昧な表現でなく具体的にどのよ
うな見返りがあるのかを告げることです。

ハナからできない設定をしてもやる気はおきません。「これならできそうだ!」と思
からの引用です。
ギャラリー
  • 一心の願い。
  • 一心の願い。
  • 「やる気」を起こさせるには確率を上げる必要もあります。
  • メリットとデメリットを使うことで、「受け取り方」を変える。
  • 行動を起こしてメリットを得る。
  • タバコの止め方
  • どうやって行動先行型に変えるのか。
  • 重要な決断を迫られたときに知っておきたいこと
  • 今、我々に必要なもの