すぐに不機嫌になる人の対処法

すぐに不機嫌になる人の対処法は行動分析です。
世の中家庭でも会社でもあらゆる社会で、不機嫌になる事でメリットを得ている人がいます。対等の立場であったり縁を切ることができるなら何とでもできるでしょうが、縁が切れない目上の人や、会社の上司には困りものです。ひどい時は言葉の暴力にも発展します。言葉には力があり、配慮を欠いた言葉は相手の精神に甚大な被害を及ぼします。人の行動の原理が理解できていても体と精神が反応してしまうのです。長きにわたり抜け出せないと体を壊すようなことも起こります。
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皆さんの中に
すぐに不機嫌になる旦那に
嫌気がさしている人はいませんか?

お隣さんが新しく家を建て替える話を聞かせると、
「お前は何が不満なのだ!」とまくし立てられた。

旦那が家に帰って来たときに、
たまたま用事で家を留守にしていただけで、
あることない事を持ち出して不貞を疑いだす。
 
相手が自分の思い通りにならないからといって、
すぐにむくれる人がいます。

自分を傷つけようと言ったのではないのに、
それを、自分を傷つけるものだと思い込んで
不機嫌になる人がいます。

一般常識からは理解しがたいところで
勝手に不機嫌になる人がいます。

亭主関白といった言葉がありますが、
その言葉が当てはまるような人は、
勝手に不機嫌になりやすいものです。
もちろん、自分の奥さんに対してです。


さて、そういう人たちは、
なぜ不機嫌になるのでしょうか。

精神分析家がよく言うのは、
甘えた人間だからだとか、
幼児的願望が強いからだといいます。

自分に自信がない裏返しで、
そのようなことになってしまうのだともいいます。

皆さんも、そう思いますか?

いえいえ、とんでもありません。
そんな戯言を信じてもらっては困ります。

すぐに不機嫌になるのも、
そこにしっかりとメリットが存在しているためです。

不機嫌になることで、
その人は周りに大きな影響を与えているはずです。


不機嫌になることで、
周りが自分に気を使い動いてくれる。
楽でいいですね。
メリットです。

不機嫌な顔をすることで、
相手が自分の気持ちを理解してくれる。
これも便利ですよね。
メリットです。

自分の恋人、配偶者が、
よく不機嫌になると言う人は、
ぜひ自分自身の行動に眼を向けて欲しい。

相手が不機嫌になったとき、
自分はどのように振舞うのか。
そこに原因があります。

相手の不機嫌を取り除こうと、
必死に行動しませんか?

その振る舞いが相手の不機嫌な態度に
メリットを与えているのです。

実は、不機嫌を取り除こうとした
あなたのその行動が、
不機嫌な態度を維持させているのです。


また、相手が不機嫌になったときの自分の行動も
メリットで維持されています。

自分の振る舞いが、結果として
相手の不機嫌な態度を取り除くのであれば、
それは嫌悪的な状況から回避できる、
といったメリットがあります。

そうやって、お互いの行動(不機嫌になること、不機嫌を取り除く行動)
がメリットで維持され、
いつまでも同じ行動が繰り返されるのです。


すぐに怒る人、
すぐにすねる人、
すぐにやきもちを焼く人、
何かに付けて不機嫌さをあらわにする人は、
その人の短気という性格が
そうさせているのではありません。

その人の周りが不機嫌な態度に反応して
メリットを与えているからです。

周りがいいように反応することで、
不機嫌になることが活きてくるのです。
メリットがあるために学習してしまうのです。


よくよく考えてみると、
あなた自身も、不機嫌な顔をすれば
周りは何かと気を使ってくれた。
そんな経験をしたことはないでしょうか。

また、不機嫌な顔をされたとき
相手に気を使ったことはないでしょうか。
まさにそれです。
 

人に直させたいところがあるならば、
そこにメリットを与えなければいいのです。

メリットがなくなれば、
その行動は次第に減少していきます。

すぐに怒るような人に対しては、
怒ったとしてもほっておけばいいのです。

不機嫌になればなったで、
ほったらかしにしとけばいいのです。

下手に相手にしてしまえば、相手の思う壺。
相手にメリットを与えてしまうことになります。

相手の不快な態度を変えるのも維持するのも、
周りの自分であること、覚えておきましょう。

まとめ
 
周りがいいように反応することで、
不機嫌になることが活きてくるのです。
メリットがあるために学習してしまうのです。

人に直させたいところがあるならば、
そこにメリットを与えなければいいのです。

メリットがなくなれば、
その行動は次第に減少していきます。



 
からの引用です。

ごね得の対処法、バースト。

ごね得の対処法
 確かに世の中、ごね得がまかり通っています。遠慮深い人とそうでない人の生涯損失の差は大きなものがあります。清貧の人生を旨とするのでもない限り他人のごね得は許せないものです。商売人は金融機関も含めてゴテヤン(ごね得を身につけた人)を特別扱いします。クレーマーもその一種でしょう。ごね得に対処するにはバーストに耐えなくてはなりません。しかし北朝鮮がバーストすればそれどころではなくなります。

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自の思い通りにならないと、
駄々をこねて相手を困らせる人がいます。

自分の恋人や妻にたいして、
大声を出したり、にらみつけたり、
不機嫌な顔をして言うことを聞かせようとします。

小さな子供がおもちゃを買ってもらえないために、
その場でしゃがみこんで駄々をこねる姿は
今でも見かけます。

やくざが、車をゆずる、ゆずらないで
凄んでいる姿を見かけることもあります。

ある国の将軍様は核実験を行ったり、
テポドンやノドンの発射実験をしたり、
周辺国を威嚇している姿を見かけます。


さて、そういう人たちは、
どうしてそのような行動を起こすのでしょうか。

亭主関白の夫は短気という性格がそうさせている?

子供はわがままだから、駄々をこねる?

やくざは暴力的だからすぐに突っかかってくる?

将軍様は自国防衛のための手段として無茶をしている?

いえいえ、そんなわけありません。
すべてはそこにメリットがあるからです。


子供が駄々をこねるのは、
座り込んで駄々をこねることで、
「仕方がないわね」といって
買ってもらったことがあるからです。

メリットです。
するとその行動は学習されます。

買ってもらえないときは、
座り込んで駄々をこねる行動が
自動的に起こるようになります。

子供はわがままだから
「ごねる」のではありません。
きちんと学習したから
「ごねる」のです。

わがままになるのは、
周りがそうさせてきたに過ぎません。


やくざが一般人を威圧するのはなぜでしょう。
威圧することで、相手が言うことを聞く。
威圧することで謝ってくる。
威圧することで一目置かれるようになる。

そういうメリットが、
やくざが一般人を威圧する行動を
持続させています。

やくざは暴力的だから
一般人に食って掛かるのではありません。
野蛮だから暴力に頼るのではありません。
そこにメリットがあるから
調子に乗っているのです。


短気、わがまま、暴力的など、
性格がその人の行動を形作ることはありません。

短気、わがまま、暴力的、
それらは、その人の状態を述べているだけです。
混同しないように。



将軍様はどうして
ミサイル発射実験を行うのでしょう。
どうして核実験を行うのでしょう。

これも発射実験をすることで
メリットがあるからです。

核実験をすることで
望みがかなうからです。

今まで無茶をしてきた結果、
メリットを得てきたために、
また今回も無茶をしでかすのです。

無茶をすれば
周りが言うことを聞いてくれる。
対話ができ、援助をしてもらえる。

ミサイル発射実験や核実験をしない代わりに
大きな見返りがそこにあるのです。


これら全ては、
まかり通っているために
維持されています。

そこにメリットを与えず、
毅然とした態度で臨めば、
そのごね得はなくなっていくものです。


しかしです。
ここで注意しなければならないことがあります。

今までまかり通ってきたことが
通用しなくなると、
バースト(爆発)現象と呼ばれる、
さらなる大きな行動を起こすことがあります。

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ハトを用いた実験です。

キーをつつけば
えさが出てくる仕掛けになった
実験装置があります。

ハトが2回、4回とキーをつつけば
えさが出てくるようになっています。

しかし、今までキーをつつけば
えさが出てきたのを、
キーをつついても
出てこないようにすればどうなるか。

ハトはすぐにキーをつつかないようになるかと思いきや、
凄まじいほどにキーをつつくのです。

今までにはない激しいキーつつきが起こるのです。

これが「バースト現象」と呼ばれるものです。

そして、それでもえさが出てこなければ、
とたんにキーをつつかないようになります。


抱き癖がつくからといって、
赤ん坊が泣いていても
しばらくほっておくと、
赤ん坊は尋常じゃないほどの
泣き声を出すことがあります。

バースト現象です。

泣けば、今までなら
すぐに母親は飛んで来てくれたのが
来てくれなくなると、
泣くという行動の「強度」を強めるのです。


ハトも子供も、
今までメリットがあった行動に
突然メリットが得られなくなると、
行動そのものの強度を強めるのです。

最後の悪あがきというものです。

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抱き癖がつくからと
泣いてもしばらくほっておいたが、
尋常じゃない泣き声に
母親はすぐにあやしにかかる。

しかし、ここであやしに行くことで
赤ん坊はバースト現象を
学習してしまうことになります。

赤ん坊はほったらかしにされると
尋常じゃない大きな声で泣くことが
頻発するようになるでしょう。


亭主関白の夫の不機嫌な態度にも
目をくれずにいれば、
バースト現象が起こり、
ドメスティック・バイオレンスが
起こりかねません。

やくざが威圧してきても、
無視していれば、
殴りかかってくるかもしれません。
時には刺しにくるかもしれません。
いや、事務所に連れて行かれて・・・・
なんてことになりかねません。

将軍様も、ほったらかしにされれば、
威嚇のつもりだったのが
本当に本土へミサイルを飛ばすかもしれません。


しかし、周りがこのバースト現象をも耐えれば、
ハト同様、その行動は急激に減少します。

このバースト現象に耐えられるかどうか、
それだけ無視を決め込むことができるかどうか、
そこにかかってきます。

バースト現象が起こったときに
下手に行動を起こし
メリットを与えてしまえば、
取り返しの付かないことになります。

バースト現象が頻発します。

ブッシュ大統領が、
犠牲者が出ているからといって
今、テロに屈すれば、
テロはそこに何を学ぶでしょうか。

徹底した態度を貫くこと、
これがごね得の対処法です。


まとめ

今までメリットがあった行動に
突然メリットが得られなくなると、
行動そのものの強度を強めるのです。(バースト現象)

このバースト現象に耐えられるかどうか、
それだけ無視を決め込むことができるかどうか、
そこにかかってきます。

このバースト現象をも耐えれば、
その行動は急激に減少します。





 
からの引用です。

性格や人格の直し方

性格や人格の直し方
 自分と未来は変えることができるが、他人と過去は変えられないとよく言います。一見まともな話のようですが、そんな風に諦念する必要はないのです。他人も過去も変えることが出来ます。カズヒサ氏のメルマガは他人を変えることができるとしています。性格という明確に定義できない原因による他人批判よりメリットとデメリットの法則で考えればやり方が見えてきます。
過去を変える方法はここでは詳述しませんが一心に願えば後戻しということも起こりえるのです。 

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人がある特定の行動パターン、思考パターンを繰り返すのは、
性格の問題や人格の問題だと考えがちです。

性格の問題だから治しようがない。
人格なんてものはその人自身、変わるものじゃない。
遺伝子が勝手に決めたこと、自分ではどうすることも出来ない。
そう考えていないでしょうか。

そう考えることで、
自分や周りの人を固定的に見ていないでしょうか。

性格や人格の問題だから変えられないといって
責任逃れをしていないでしょうか。

性格の問題だから治しようがない、
人格的なものだからしょうがない、
そう思ってしまうと、
変えられるものも変えられなくなります。


確かに、心という概念を用いて
性格を直そう、人格を修正しようと考えても無理があります。
遺伝子を操作して変えようとしても現段階では無理なお話です。

しかし、人の行動を今までとは違う捉え方で見てください。

自分や周りの人間の行動は
メリット・デメリットで維持されているものだと考えてください。

そうすると、行動を修正していくうえで、
下手に内面的な感情や動機をどうにかしようとすることなく、
遺伝子もいじることなく、
自然とその人の行動を変化させていくことができるはずです。

性格や人格は、その人の行動パターンの総称であって、
心が作り出しているわけでも、
目に見えない力が働いているわけではありません。

人の行動を形成、維持するものは、
そこにメリットがあるかないかによって決まってきます。

つまりは、今の自分の性格(行動パターン)は、
何らかのメリットがあるがために維持されてきたのだと考えます。

親が望む自分がいて、周りが望む自分がいます。
あなたの周りの人たちからの見返りが
今の自分の行動パターンを作っています。

 
自分勝手で、自分の好きなことしかやらない。
ずぼらで後片付けもしない。そんな人がいます。

周りは、その人の問題は性格の問題だからどうしようもないと言います。
そういって、その人に行動を正すように直談判することなく
済ませているのです。

言っても聞かないからほっておくしかない。
そういって何も関わろうとせず終わらせることが
その人の行動を形作っているのです。

性格でも人格の問題でもありません。

そこで、この性格を直したいと考えよう。
しかし、性格は行動パターンの総称を指すものです。
だから、性格を直そうとするのではなく、一つ一つの行動を取り上げて、
その行動がどのようなメリットによって維持されているのかを考えます。

ここでは、ずぼらな性格を直したいとします。
そこで、ずぼらな性格の行動を特定しなければなりません。
ずぼらな行動は、自分が出したものもきちんと片付けないこと。


ある営業所でのこと。
得意先周りから帰ってきたTさんは、
帰ってくるなり手に持っていた缶コーヒーを
受付のテーブルの上に置きました。

どうやらおいた時の音からして中は空っぽのようです。
近くにゴミ箱があるのだからそこに捨てればいいのですが、
いつもあのようにどこかに置いたままにするのです。

次に、資料室に入り顧客ファイルを取り出し、
椅子に座ってメモを取り出します。
その後、すぐに出て行ってしまいました。

そのあと資料室に入るとあれびっくり。
全てがそのまんま。

椅子は無造作にこっちを向いており、
顧客ファイルの入った棚の扉は開けっ放し。
もちろん顧客ファイルは机の上に出しっぱなし。
それも開いたままである。
ペンも机の上に転がっており、全く片付けた気配がない。
これが日常茶飯事だそうです。

しかし、ここで周りの人に聞いてみた。
「ちゃんと片付けるように言っているのですか?」
答えは「ノー」です。

仕事ができるし、立場も上、だから直談判もせず、
そういう人だと決め付けてほったらかしにしていたのです。
性格の問題だから直しようがないと決めてかかっていたのです。
性格なんて直らない、ほっておくしかないと決め込んでいたそうです。

性格という捉えどころのないものを直そうとしても無理があります。
しかし、それを性格ではなく
その人の行動そのものを直そうとすればいいことです。

性格とは、個人の行動が集約したものです。
そう考えれば、性格というものが変えることができると分かるはずです。


では、実際に行動に介入してみます。
今の行動が成り立っているのは、そこにメリットがあるからです。
自分が出したものを片付けなくても誰かが片付けてくれる。
楽でいい。メリットです。

ならば、逆に、そこにデメリットを提示してやればいいのです。
ちゃんと片付けなければ、その片付け以上に
何かをしなければならないとしましょう。

掃除がいい。
きちんと片付けをしない人は、
オフィスの掃除もしないといけない。
そのような取り決めを全員でします。

すると、どうでしょう。
今まで全く片付けてこなかったTさんが、片付けるようになります。
時に忘れて出しっぱなしにしてしまうこともあります。
しかし、途中で気付いて戻ってきでも片付けるようになりました。


人は直接、行動に介入してやることで大きく変わります。
人を変える力を持つのは環境側にあります。
つまりその人の周りの我々自身です。

ちなみに、何度言っても効果がない人には、
物質的なメリットとデメリットが効果的です。

何回注意しても遅刻してくる人には、
「遅刻するたびに罰金500円」

その人にとって何がメリットになるのか、
何がデメリットになるのか、
それを見極めなければ効果は期待でないので要注意。

まとめ

性格という捉えどころのないものを直そうとしても無理があります。
しかし、それを性格ではなく
その人の行動そのものを直そうとすればいいことです。

性格とは、個人の行動が集約したものです。

人は直接、行動に介入してやることで大きく変わります。
人を変える力を持つのは環境側にあります。
からの引用です。
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